活動日記
 

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【板橋区】板橋区から考える持続可能な未来

2026年1月3日
 
 
ニュースを見るたび、何か大きな変化の波が近づいているのを感じます。区民の皆さんも同じではないでしょうか。今回は少し視野を広げて、国や世界の動きが、私たち板橋区での暮らしにどうつながっているのか、考えてみたいと思います。
 

日々の買い物で感じる、重さ

スーパーで買い物をしていて、「あれ、また値上がりしている」と思うことが増えました。皆さんも同じ経験をされているはずです。
日本銀行が追加利上げを決めたというニュースがありました。専門家は「経済が正常化に向かっている証拠だ」と言います。でも、私たちの感覚はどうでしょう。給料は上がっても、物価の上昇がそれを上回っている。実質賃金という言葉があります。物価の変動を考慮した、本当の給与の価値のことです。
この実質賃金が、昨年10月までずっとマイナスでした。過去3年間、春闘では高い賃上げが実現しているのに、物価上昇のペースに追いつかない。いつもの食材が買えなくなる。外食を控える。そんな小さな我慢が積み重なっています。
減税の視点ももちろん大切です。ただ、根本的に必要なのは、物価上昇を上回る賃上げを実現し、消費が増えて企業が潤い、さらに賃上げができるという好循環を作ることだと考えています。
 

地域経済を支える中小企業の現実

景気回復のカギは、実は地域の中小企業にあるのではないでしょうか。
大企業は業績が良く、賃上げの余裕があるところも多い。でも、雇用の約7割を支えているのは中小企業なのです。板橋区にも、長年地域を支えてきた中小・零細企業がたくさんあります。
中小企業の経営者の方々とお話をすると、皆さん口を揃えて言われるのが「人件費に回す余裕がない」ということです。実際、利益のうち人件費に充てる割合である労働分配率は、すでに7割から8割台という高い水準と言われています。これ以上、どこから賃上げの原資を捻出すればいいのか。
賃上げを実現するには、生産性を上げる取り組みが必要です。ただ、これには時間がかかります。だから今、すぐに必要なのは、コストの上昇分を取引価格に適正に反映させること。いわゆる価格転嫁です。
昨年9月の調査では、これができた中小企業は約53.5パーセントにとどまっています。全く転嫁できなかった企業も16.8パーセントに上る。想像してみてください。材料費も光熱費も上がっているのに、取引先に値上げを言い出せない。そんな板挟みの状況です。
発注する側の大企業には、価格転嫁を受け入れることが、サプライチェーンを守るための投資だと認識を高めてほしい。中小企業が倒れてしまえば、大企業も立ち行かなくなるのですから。
 

混迷をチャンスに変える視点

世界に目を向けると、第二次世界大戦後に築かれた国際秩序が揺らいでいます。トランプ氏の高関税政策、AIがもたらす社会の変化、地政学的なリスク。海図なき時代と言われる所以です。
でも、私はこう考えています。混迷は、大きく変わるチャンスでもあるのではないかと。
人口が減っていく日本が活力を取り戻すには、技術革新を通じて稼ぐ力を強化するしかありません。企業も、守りではなく攻めの経営に転じてなければならない。利益を研究開発や設備投資に振り向けて、新しい価値を生み出していく。
国も動き始めています。AIや半導体など17の戦略分野に官民が連携して投資する方針を打ち出しました。次世代半導体の国産化を目指すラピダスのような具体的な取り組みも進んでいます。
賃上げが進み、消費や投資が伸びる。そのプラスの循環を確実なものにするため、官民で知恵を絞る時期に来ていると思います。
 

板橋区から考える、持続可能な未来

こうした大きな経済構造の変化や国際情勢の動きは、決して遠い世界の話ではありません。
区民の皆さんの生活を守ること。地域の活力を維持すること。それば私の仕事の大きなミッションです。だからこそ、国全体の動向を注視し、区政に反映させていく必要があると考えています。
将来への不安を解消するには、国レベルでの財政再建と、真に支援が必要な人への的を絞った施策が欠かせません。税と社会保障の一体改革も避けて通れない課題です。
私たちの目標は、ただ現状を維持することではありません。厳しい現実を直視しながらも、将来世代に持続可能な社会と経済を引き継いでいくこと。そのためには、悲観論に飲まれず、かといって楽観もしすぎず、警戒しながらも前を向いて変革に挑んでいく姿勢が大切だと思うのです。
 
板橋区議会でも、国の総合経済対策に基づいて物価高への支援のために、総額26億7千4百万円の補正予算(第3号)を可決しました。昨年の令和7年12月12日のことです。 詳しくは下記の記事をご参考にしていください。
【板橋区議会】物価高対策の補正予算を緊急審議、令和7年第4回定例会が閉会(2025年12月12日)
 
また、新しい年を迎え、さらなる物価高対策の取組が求められていることも実感しています。年末に組んだ補正予算での支援金は対象者が子育て世帯でしたが、今後は広く区民に向けた支援を検討していきます。
板橋区の皆さんが、日々の生活の中で経済の回復を実感できる日が来るまで。私はこれからも、地域の声に耳を傾け、国や東京都との連携を強めてまいります。

 
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Think globally Act locally
〜小さなことの積み重ねが必ず大きな成果に繋がる
板橋区議会議員 田中やすのり
https://www.tanaka-yasunori.jp/index.html
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【子育て中のママパパへ】
「あなたの子育てを応援します!」
https://www.youtube.com/watch?v=ePeN_wTQ7XI&t=20s
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【メッセージ動画】
「私は、走り続けます!」
https://www.youtube.com/watch?v=hdBzWEjM7Ps
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板橋区議会議員田中やすのり_記事:【板橋区】板橋区から考える持続可能な未来20260103

 田中やすのりについて

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【田中やすのりプロフィール】赤塚二中、成増小、成増すみれ幼稚園を経て、早稲田大学商学部を卒業。大手広告会社勤務を経て、2007年に初当選し、連続4期当選を果たし……

【何故、区議会議員に?】広告会社の業務を通じて、世の中のためになる公共的な広告コミュニケーションへの欲求を抱くようになった。より直接的に世の中を変えることができる政治……

【板橋区の未来を語る!】板橋が抱える三つの緊急課題とは?急増している児童虐待、行方不明のままとなっている認知症高齢者、ゼロにはまだ遠い待機児童の3つが喫緊の課題……(2019.3執筆)

【板橋わくわくマップ2023を作成】赤塚や成増地域を中心に、これをしたい、あれをしたいといった政策を散りばめました。板橋を、そしてそれぞれの地域をわくわくするものにしていきたい……

【生活保護不正受給撲滅プロジェクト】生活保護の不正受給・不適切受給は絶対に見逃しません。収入を隠したり、働けるのに働かない不正受給や不適切な受給を追及しています……
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