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災害時に「つながる」医療体制を、災害対策調査特別委員会で質疑【板橋区議会報告】

2026年10月6日
 
 
大地震などの災害が起きたとき、けが人を受け入れる医療の現場と、それを支える区の本部との間で連絡が途絶えてしまったら、どうなるでしょうか。とても大変なことになります。
板橋区議会では10月2日と10月5日に特別委員会が開かれました。10月5日には私が所属する災害対策調査特別委員会も開かれ、区民の命と暮らしを守るための議論が行われました。
 
<この日の委員会で審議された3件>
(1)令和8年第2回定例会調査事項に関する提言の方向性について
(2)災害医療体制の強化について
(3)活動報告(骨子案)について
 

災害医療体制の強化、通信の分断は絶対にあってはならない

災害医療体制の強化では、災害時の医療体制について議論しました。
板橋区は、発災から72時間の命をつなぐ要として、区内12か所の緊急医療救護所の開設準備を着実に進めています。あわせて、災害用タブレットや地域BWA(地域の公共目的で使われる無線通信)、MCA無線も配備し、通信訓練を重ねてきました。
私はこの取組を高く評価しています。そのうえで、さらに備えを厚くしたいと考え、通信体制を取り上げました。
区内の医療機関に設置される緊急医療救護所と、区が情報収集や医療支援の調整のために設置する医療救護活動拠点。
この2つの間で、情報通信が分断されることは絶対にあってはなりません。通信が途絶えれば、必要な医薬品や人員の調整が滞り、救えるはずの命に影響が出るおそれがあります。
近年の能登半島地震などの大規模災害では、地震や水害によって地上の基地局や有線の通信インフラが寸断されました。従来の通信網だけでは、通信容量や接続性の確保に限界が生じるリスクがあります。
特に救護所と活動拠点の間では、音声通話だけでなく、傷病者のトリアージ状況や搬送調整といったデータのやり取り、さらには現場映像の共有も想定されます。高速で安定した通信環境が欠かせません。
 

衛星通信Starlinkの導入と「日常使い」を提案

そこで私は、低軌道衛星を使った通信サービス「Starlink(スターリンク)」の導入を提案しました。Starlinkは地上の被災状況に左右されにくく、持ち運びもしやすいため、非常時のバックアップ回線として有力な選択肢です。
一方で、防災目的だけで導入すると、平時は倉庫にしまわれたままになり、いざというときにすぐ使えないという課題が生じがちです。
そこで、平時と災害時を分けずに活用する「フェーズフリー」の考え方を提言しました。先進事例では、平時は指定避難所となる小中学校や地域施設、行政業務の日常回線として常設し、災害時には避難者向けのWi-Fiや医療救護活動の通信手段に切り替える運用が進んでいます。庁内ネットワークに安全につなぐ閉域網接続の活用も広がっています。
 
質疑では、次の2点について区の考えをうかがい、提言を行いました。
一つ目は、医療救護活動拠点や緊急医療救護所の通信を安定させる観点から、地上の通信障害時にも大容量通信を確保できるStarlinkなどの衛星通信の導入を、区がどう認識しているかという点です。
二つ目は、非常用の備蓄にとどめず、平時は避難所指定施設や出先機関での行政利用や地域課題の解決に活用し、有事には救護・避難の通信に切り替える「フェーズフリーな通信環境の整備」についての提言です。
通信手段を何重にも備え、地上の通信網が使えなくなる場合も想定しておくこと。それが、命を守る医療体制の土台になると考えています。
 

不燃化の促進について、提言が報告書へ

令和8年第2回定例会調査事項に関する提言の方向性では、不燃化の促進について私が提言した次の2点が採用され、報告書に記載されることになりました。
一つ目は、木造住宅密集地域について、大規模な面的整備から個別的な取組へと段階を移し、老朽建築物等対策計画と連携して不燃化を進めるべきだという内容です。
二つ目は、木造住宅密集地域の解消に向けて、高齢世帯や困窮世帯などへのアプローチも考慮し、福祉的な視点を踏まえた支援の在り方を検討すべきだという内容です。
建物の不燃化は、防災の面から欠かせない取組です。同時に、そこに暮らす高齢の方や経済的に厳しい世帯の方が取り残されない仕組みづくりも必要だと考え、提言しました。
 
<今後の予定>
次回の令和8年第4回定例会では、委員会の活動報告書の中間まとめが審議される予定です。
 

区民のみなさまへ

災害は、備えの差が命の差につながりかねません。今回の委員会で示された方向性が、実際の区の取組として形になるよう、今後も現場の声に耳を傾けながら議論を重ねていきます。
ご意見やご心配なことがあれば、ぜひ率直なお声を田中やすのりまでお寄せください。板橋区議会でも、みなさんの声を代弁し、反映していきます。
 

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Think globally Act locally
〜小さなことの積み重ねが必ず大きな成果に繋がる
板橋区議会議員 田中やすのり
https://www.tanaka-yasunori.jp/index.html
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【子育て中のママパパへ】
「あなたの子育てを応援します!」
https://www.youtube.com/watch?v=ePeN_wTQ7XI&t=20s
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「私は、走り続けます!」
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災害時に「つながる」医療体制を、災害対策調査特別委員会で質疑【板橋区議会報告】_板橋区議会議員田中やすのり記事20261006

 田中やすのりについて

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【田中やすのりプロフィール】赤塚二中、成増小、成増すみれ幼稚園を経て、早稲田大学商学部を卒業。大手広告会社勤務を経て、2007年に初当選し、連続4期当選を果たし……

【何故、区議会議員に?】広告会社の業務を通じて、世の中のためになる公共的な広告コミュニケーションへの欲求を抱くようになった。より直接的に世の中を変えることができる政治……

【板橋区の未来を語る!】板橋が抱える三つの緊急課題とは?急増している児童虐待、行方不明のままとなっている認知症高齢者、ゼロにはまだ遠い待機児童の3つが喫緊の課題……(2019.3執筆)

【板橋わくわくマップ2023を作成】赤塚や成増地域を中心に、これをしたい、あれをしたいといった政策を散りばめました。板橋を、そしてそれぞれの地域をわくわくするものにしていきたい……

【生活保護不正受給撲滅プロジェクト】生活保護の不正受給・不適切受給は絶対に見逃しません。収入を隠したり、働けるのに働かない不正受給や不適切な受給を追及しています……
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