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朝の預け先に困る"小1の壁"、板橋区議会で取り上げました【板橋区議会報告】
2026年3月22日
あなたの午前8時はどのような時間となっておりますか?
小学校の保護者の方から、「仕事の始業は8時半なのに、学校は8時15分にならないと門が開かない」「子どもだけで家に残して出勤するのが、毎朝ずっと気になっている」などのモヤモヤした声が届いています。
保育園では当たり前だった「朝早くから預けられる」という安心が、小学校に入った途端なくなる。これが「小1の壁」の一面です。
なぜこのテーマを取り上げたのか
共働き家庭が増え、フレックス勤務や早番シフトなど働き方も多様になっている今、「登校前の時間帯に子どもを安全に過ごさせられる場所がない」という声は、決して少数ではありません。
板橋区では学校内の放課後の居場所として「あいキッズ」という事業が運営されていますが、このたびついに朝の時間帯の見守り・居場所づくりにも取り組むことが決まりました。これは本当に大きな前進です。
<令和8年度から朝の時間帯の居場所が開始される学校>
志村小学校あいキッズ、志村第一小学校あいキッズ、志村第四小学校あいキッズ、志村第五小学校あいキッズ、蓮根小学校あいキッズ、上板橋第四小学校あいキッズ、弥生小学校あいキッズ、成増小学校あいキッズ、成増ヶ丘小学校あいキッズ、高島第五小学校あいキッズ
あいキッズの拡充
ただ、少し気になることがありましたので、2026年2月12日の本会議の一般質問で聞いてみました。
議会で聞いたこと、「5年の差」は公平なの?
あいキッズの朝の見守り事業は、各小学校の委託事業者の契約更新のタイミングに合わせて順次展開されていきます。
つまり、すべての小学校で利用できるようになるまでに、最大でこれから5年かかるということです。「早く始まる学校の子どもはすぐ使えて、そうでない学校の子は5年待つ」。
これは、同じ板橋区に住んでいても、通う学校によってサービスに5年の差が出るということですよね。
そこで、私は区に2つの提案をしました。
提案①:シルバー人材センターを活用する
事業者の更新を待つ間、シルバー人材センターのスタッフ数名に見守りをお願いすることはできないか? 実際に23区内でも同様の取り組みをしている自治体があります。
提案②:現在の事業者に業務を追加してもらう
今のあいキッズ受託事業者に、朝の時間帯の対応も追加で担ってもらうことはできないか?
区の答弁~前向きな点と、正直な課題
教育長からの答弁は、こんな内容でした。
まずシルバー人材センターの活用については、「考えられる選択肢ではあるが、安定的・継続的な運営を考えると、あいキッズ受託者が一体的に運営する形が望ましい」という見解でした。
よって、この案は採用するに至らず。。
次に現在の事業者への業務追加については、「最初の契約条件と異なる内容を後から加えることは、他の事業者との公平性や契約の透明性の観点から慎重に対応する必要がある」とのことでした。
そして今後の方針としては、プロポーザル(事業者の公募・選定)の際に、朝の見守りを業務内容として正式に位置づけた上で、事業者から提案を求める形で進めていくという答えをいただきました。
前向きに受け取れた点
「ちゃんとやっていく」という明確な意志は伝わりました。プロポーザルの仕組みの中で朝の居場所づくりを正式な業務として位置づけることで、今後更新を迎えるすべての学校に、順次確実に広げていくという方向性は示されました。
引き続き気になる点
一方で、「5年かかる」という現実は変わっていません。来年・再来年に小学校に入るお子さんを持つ家庭にとっては、通う学校によって「使える・使えない」が分かれてしまう状況が続きます。
実際の質問と答弁です
〇質問(田中やすのり板橋区議会議員):あいキッズの朝の居場所づくりの前倒しを!
小学生の朝の居場所づくりについて伺います。共働き世帯の増加や多様な働き方によって、早朝の子どもの預け先に困る「小1の壁」と呼ばれる問題が起きており、登校前の時間を子どもだけで過ごさざるを得ない家庭が存在しています。板橋区においても、ついにあいキッズにおいて朝の居場所を提供し、見守りが図られることになりました。その取組みに感謝申し上げるとともに、1点要望の質問をいたします。 今回の朝の居場所は、あいキッズの委託事業者の更新のタイミングで展開されることになりますので、全ての小学校で展開できるのはあと5年かかるとのことです。子どもが通う小学校によって受けられるサービスが5年も違いが出てしまうことは、公平性の観点から少しの懸念を抱きます。そこで提案ですが、新しいあいキッズの事業者が決まるまでの期間については、シルバー人材センターから数名の配置をしてもらい、見守りを行う体制を組むことはできませんか。23区ではこのような取組みが図られている事例を目にします。もしくは、委託を受けている現在のあいキッズ事業者に追加の事業として業務範囲を拡大することはできませんか。区の見解を伺います。
〇答弁(長沼教育長):事業者の提案を求めるなど、円滑な事業の実施につなげる
子育て支援についてのうち、小学生の朝の居場所づくりの充実についてのご質問です。 朝の居場所事業は、シルバー人材センターの活用も考えられますが、安定的かつ継続的な対応などの観点から、あいキッズ受託者による一体的運営が望ましいと考えております。また、当該事業を現行の受託者と当初の条件と異なる追加的な契約をすることは、ほかの応募事業者との公平性や契約の透明性の観点から慎重な対応が求められます。今後もプロポーザルにおいて業務内容として位置づけた上で、事業者の提案を求めるなど、適切な手続により対応し、円滑な事業の実施につなげていきます。
今後に向けて
制度を変えるには、手続きの公平性や契約の透明性も大切で、すぐに「明日から変えます」とはいかないことも理解しています。
でも、同じ区内で子育てしているのに、どの学校に通うかで受けられるサポートが何年も違うという状況は、やっぱり気になります。
引き続き、できるだけ早くすべての子どもと保護者に朝の安心が届くよう、声を上げていきます。
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Think globally Act locally
〜小さなことの積み重ねが必ず大きな成果に繋がる
板橋区議会議員 田中やすのり
https://www.tanaka-yasunori.jp/index.html
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【子育て中のママパパへ】
「あなたの子育てを応援します!」
https://www.youtube.com/watch?v=ePeN_wTQ7XI&t=20s
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【メッセージ動画】
「私は、走り続けます!」
https://www.youtube.com/watch?v=hdBzWEjM7Ps
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板橋区議会議員田中やすのり_記事:朝の預け先に困る"小1の壁"、板橋区議会で取り上げました【板橋区議会報告】20260322
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