【板橋区議会・一問一答】酷暑の夏休みにおける子どもの居場所・遊び場を求めて
2026年1月12日
年々厳しさを増す夏の暑さ。昨年の夏も、気象庁から連日のように危険な暑さの警報が発表されていました。
そんな中、保護者の皆さんから「子どもを外で遊ばせられない」「家にいてもクーラー代が心配」「一日中家にいると子どもも退屈してしまう」といった声が多く寄せられています。
猛暑を超え、酷暑という新たな課題に直面する中で、子どもたちの夏休みの過ごし方について、改めて考える必要があると感じています。
命を守る視点が不可欠な時代に
私が子どもの頃は、夏休みといえば朝から晩まで外で遊ぶのが当たり前でした。しかし、気候変動の影響により、今の夏は私たちが経験してきた夏とは全く異なるものになっていますね。
東京都内、そして板橋区内でも、最高気温が35度を超える猛暑日が年々増加し、40度に迫る日も珍しくなくなってきました。環境省や気象庁は熱中症警戒アラートを発令し、不要不急の外出を控えるよう呼びかける事態が常態化しています。
下記に参考に板橋区の近くにある練馬(観測所)の7~8月の最高気温をお伝えしました。気象庁サイトからのデータです。猛暑日がいかに多いか一目瞭然です。
そして、子どもは大人よりも体温調節機能が未熟なため、熱中症のリスクが高いとされています。また、灼熱のアスファルトの地面に大人よりも近く、より暑さを感じるそうです。
公園で遊ぶことすら危険な気温になる日が増える中、「外で元気に遊びなさい」とは言えない状況になっています。子どもの健康と安全を守りながら、充実した夏休みをどう過ごすか。
これは、今の子育て世帯が直面する切実な課題となっています。我が家でも悩みの種です。
板橋区の現状と深刻化する課題
板橋区では現在、児童館、あいキッズや図書館などの公共施設で、冷房完備の環境を提供しています。しかし、酷暑という観点から見ると、いくつかの課題が浮き彫りになってきています。
まず、施設のキャパシティの問題です。猛暑日が増えることで、涼しい屋内施設を求める子どもたちが集中します。児童館は乳幼児優先となっていることもあり、小学生の遊び場は十分なスペースが確保できておりません。
次に、あいキッズの課題もあります。あいキッズは夏休み期間中も開設されていますが、利用できるのは原則として登録をしている子どもたちとなります。登録していない子どもたちの酷暑の中でも居場所を見つける必要があります。
また、経済的な格差が問題もあるように感じます。エアコンをつけ続けることによる電気代の負担。これは経済的に厳しい家庭にとって深刻です。「エアコンをつけるお金がもったいないから、図書館で過ごさせている」という声や、「日中は電気代を節約するため、エアコンを控えめにしている」という切実な声も届いています。
さらに、私が個人的に特に懸念に感じているのは、子どもの体力。酷暑で外遊びができない日が続くと、子どもたちの運動不足が心配されます。
また、友達と直接会って遊ぶ機会が減ることとで、社会性やコミュニケーション能力を育む機会も失われしまっているのかもしれません。
だからこそ、屋内でも体を動かせる場所、友達と交流できる場所の重要性が、ますます高まっていると思うのです。
夏場の子ども居場所について、板橋区議会で質問しました!
夏休みに期間において、既存の公共施設の有効活用して、どうにか子どもの居場所・遊び場を作ることがはできないか。
児童館は乳幼児優先、あいキッズは登録者優先となっているため、特に小学生の遊び場が不足しています。小学生が来れる場所を工夫して作り出せないか。
地域センターの大きな集会所、まなポート(社会教育会館)のホール、使っていない区立体育館スペースなどがその候補と言えます。
そこで、決算調査特別委員会の総括質問(2025.10.22開催)において提言をしましたので、ご報告します。
<令和6年度決算調査特別委員会の総括質問(2025.10.22)での質疑>
〇田中やすのり(質問):夏休み中の小学生の遊び場・居場所の創出を
若い世代の定住化についてお伺いしますけれども、まずは、夏場の暑いときの子どもの居場所をつくってあげたい。
夏休みの子どもの遊び場ですけれども、よく室内の遊び場に行くと、ぽんぽん跳ねる道具が必ずあります。そして、もう一つ、丸いチューブの中に入ってぐるぐる回るという遊具が必ずどこの施設に行ってもあって、これが定番です。
これは実は、空気を抜けば収納ができて、大きいマットのようなものであっても、空気を抜くだけで収納が意外と簡単にできるそうです。
そこで、質問です。夏の暑いときだけ、地域の集会所や、私、地元が成増ですから聞きますが、成増のアクトホールのような集会場を、空いているときには子どもたちの遊び場として開放して、空気を入れるだけで遊べる、こうした遊具を置くことはできませんか。
ちなみにアクトホール、午前、午後、夜間とありますけれども、それぞれを1コマとした場合に、7月の夏休みのときには5コマの空きがありました。8月では14コマの空きがありました。2日に1こまぐらいは空きが出るという感じですけれども、この点の検討についてお伺いいたします。
○区民文化部長(答弁):居場所づくりの趣旨に沿う地域の取組に今後も積極的に支援する
子どもたちにとって、夏休み期間中に安心して過ごせる居場所を確保することは、大変重要な視点であると考えております。成増アクトホールや区民集会所は、貸室利用を基本とした運営形態でありますため、子どもたちが自由に利用することにつきましては、子どもの安全性の確保や、施設運営上の課題がございます。
成増アクトホールや集会場で行う子ども向けイベントなど、居場所づくりの趣旨に沿う地域の取組に対しましては、今後も積極的に支援をしてまいるところでございます。
〇田中やすのり(コメント):
今後はクールスポットの場所として、開放することなどから始めることはできないか。この視点から、検討協議を重ねてみます。
また、夏休み期間中、あいキッズで使用していない教室や体育館を、子どもたちの避暑スペースとして開放することが考えられます。
小学校には体育館にも冷房設備が整備されており、広いスペースもあります。図書室を開放すれば読書もでき、体育館があれば体を動かすこともできます。地域にある身近な学校を活用することで、多くの子どもたちが安全に過ごせる場所を増やせると思います。今後、行政と実現の可能性について協議をしていきます。
区民の皆さんへのメッセージ
気候変動は、もはや将来の課題ではなく、今まさに私たちの日常を脅かす現実。私も保護者の一人として、子どもたちが安全に、健康に、そして楽しく夏休みを過ごせる環境を整えることは、待ったなしの課題だと受け止めています。
酷暑の夏は、子どもたちから遊びの自由を奪い、家庭に経済的な負担をもたらし、保護者に不安を与えています。
既存の公共施設を最大限活用し、地域の力を結集すれば、必ず子どもたちを守る環境を作ることができるはず。板橋区と知恵と工夫を絞りだしていきたいです。
保護者の皆さん、地域の皆さん、夏を思い出して声をお聞かせください。「こんな場所があったら助かる」「こんな時間帯に開いていてほしい」「こんなプログラムがあったらいいな」といったご意見やアイデアを、ぜひお寄せいただきたいと思います。
区議会でも、この問題を継続的に取り上げ、具体的な施策として実現できるように頑張ります。まずは子どもたちの笑顔と健康を守るため、そして保護者の皆さんが安心して働ける環境を作るため尽力していきます。
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〜小さなことの積み重ねが必ず大きな成果に繋がる
板橋区議会議員 田中やすのり
https://www.tanaka-yasunori.jp/index.html
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