やすのり. News
News
【板橋区】高島第七小「棟下式」に見る、解体予定の小学校から生まれる新しいコミュニティ
2025年12月12日
高島平地域に長く愛されてきた高島第七小学校。解体が決まった学び舎で今、予想をはるかに超える動きが生まれています。
地域の声が動かした「1年がかりのお別れ」
「解体される前に、もう一度校舎に入りたい」
そんな声が地域から上がったのは自然なことですね。多くの方にとって、高七小は単なる建物ではなく、子ども時代の記憶そのものだからです。
そんな声が地域から上がったのは自然なことですね。多くの方にとって、高七小は単なる建物ではなく、子ども時代の記憶そのものだからです。
この声を受けて、区とアーバンデザインセンター高島平(UDCTak)、そして卒業生の方々が一緒になって企画したのが「棟下式(むねおろしき)」です。一度きりのイベントでは収まらない思いがあると考え、約1年をかけた連続企画として動き出しました。
結果は驚くべきものでした。第1弾に500名、第3弾には450名が来場。数字以上に印象的だったのは、会場に満ちていた温かな空気感と聞いています。
「もったいない」が生む、新しい価値
この取り組みが単なる思い出イベントで終わらないのは、未来志向の視点があるからだと感じています。
〇備品お譲り会とアップサイクルプロジェクト
まだ使える備品を捨てるのはもったいない。そう考えた運営側は、備品を区民の皆さんに譲る機会を設けました。さらに面白いのが「アップサイクルプロジェクト」です。
体育館の壁材や理科室の備品に、新しいデザインや用途を与えて生まれ変わらせる。廃材の活用アイデアを広く募集し、実際にワークショップで形にしていく。環境への配慮と創造性が重なり合った、今の時代にこそ必要な発想だと思います。
物を大切にするこうした心は、日本人が昔から自然に持っていた感覚。それを現代的な手法で実践している姿に、私はこの国らしさ、そして板橋らしさも感じました。
〇遊びながら学ぶ防災
12月13日の第4弾当日、校庭では「高まち防災デイキャンプ」も同時開催されます。「いつもの外遊びが非常時の味方になる」というテーマで、子どもから大人まで防災を体験できる企画です。
災害はいつ来るかわかりません。日常の延長線上で防災を身につけられる場があることは、本当に心強いことです。
12月13日(土)、最後の校内見学へ
第4弾の開催は12月13日(土)11時から15時です。
体育館以外のほぼすべての校舎を見学でき、思い出のメッセージを残せる「想いのメッセージ壁面」も用意されています。受付は1階昇降口で、備品お譲り会は2階図工室、アップサイクル関連は2階教室など、会場の多くが2階にあります。
予約不要、参加無料です。
ひとつだけご注意を。水道管の劣化により校内トイレは使用できません。高島平地域センターのトイレをご利用ください。
終わりは、いつも始まりでもある
高七小の「棟下式」を見ていて思うのは、これは「終わり」の物語ではないということです。
地域の方々が主体となって、思い出を未来のまちづくりや環境保全、防災といった新しい価値につなげようとしている。卒業生やUDCTakの皆さんの行動力、そして何より区民の皆さんの地域への愛情が、この活動を支えています。
懐かしい校舎で、もしかしたら暮らしに役立つ備品との出会いがあるかもしれません。環境への新しい気づきがあるかもしれません。ぜひ12月13日、高七小に足を運んでみてください。私もフラッと寄ってみたいと思っています。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
Think globally Act locally
〜小さなことの積み重ねが必ず大きな成果に繋がる
板橋区議会議員 田中やすのり
https://www.tanaka-yasunori.jp/index.html
─────────────────
【子育て中のママパパへ】
「あなたの子育てを応援します!」
https://www.youtube.com/watch?v=ePeN_wTQ7XI&t=20s
─────────────────
【メッセージ動画】
「私は、走り続けます!」
https://www.youtube.com/watch?v=hdBzWEjM7Ps
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
板橋区議会議員田中やすのり_記事:【板橋区】高島第七小「棟下式」に見る、解体予定の小学校から生まれる新しいコミュニティ20251212
田中やすのりについて
About