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【板橋区】「魔の7歳」の事故が最多に。交通安全キャンペーンで事故を防ごう
2025年12月1日
本日12/1~12/7まで、令和7年TOKYO交通安全キャンペーンが板橋区でも展開されます。このキャンペーンの重点テーマは次の6点となっています。
(1)高齢者を始めとする歩行者の安全の確保
(2)夕暮れ時と夜間の交通事故防止
(3)二輪車の交通事故防止
(4)自転車と特定小型原動機付自転車利用時の交通ルールの理解・遵守の徹底
(5)飲酒運転の根絶
(6)違法駐車対策の推進
区民の皆さんの日々の暮らしの安心を支えること、特に子どもたちや高齢者の方々を事故から守ることは、とても大切なことだと思います。
本日は、皆さんの関心が高いと思われる子どもの交通安全を中心に、最近の日経新聞やキャンペーンの重点項目から、理解を深めていきたいと思います。
私たちが知るべき「魔の7歳」の真実
皆さんは、交通事故に最も遭いやすい年齢があることをご存知でしょうか。
警察庁が公表した2020年から2024年の過去5年間の全国データによると、歩行中の交通事故による死傷者数(軽傷を含む)は、全年齢のうち7歳が3,436人と最も多かったことが明らかになっています。
また、東京都内でも、2019年から2023年にかけて起きた歩行中の死傷者数を見ると、7歳が446人で年齢別で最多でした。
7歳は、ちょうど小学校の1年生から2年生にあたる年齢です。この時期に事故が多発することから、しばしば「魔の7歳」とも呼ばれています。
事故が増える時期と背景
では、なぜこの年齢の子どもたちに事故が多いのでしょうか。
大阪大大学院の子どもの安全ラボの専門家によると、小学校に入学すると、それまで保護者と一緒に移動していた子どもが一人で移動する機会が大幅に増えます。
しかし、彼らはまだ交通ルールの理解が不十分な場合があり、さらに、大人と比べると視野が狭く、交差点などを渡る際に見渡せる範囲が限られてしまうという身体的な特徴も指摘されています。
事故の発生件数を月別に見ると、特に注意が必要な時期が分かります。警察庁のデータ(2014年〜23年)によると、小学1・2年生の歩行中の死者・重傷者数は、夕暮れ時が暗くなる10月(303件)が最も多く、新学期に慣れ始める5月(264件)、6月(260件)も多くなっています。
暗くなるのが早くなる時期は特に注意が必要で、また入学直後の緊張感が解け、生活に慣れてきた頃も危険な時期の一つだと言えるのです。冬に向かう12月は急に日没時間が早くなると、ドライバーも歩行者も互いの存在に気づきにくくなるため、危険が増してしまうそうです。この時期に交通安全キャンペーンが行われる理由もそのあたりにあるのかもしれません。
さらに深刻なのは、事故が発生する時間帯です。6歳から12歳以下の児童の死者・重傷者数(1,875人)のうち、下校時(放課後)の事故が484人(25.8%)で最も多く、集団登校や見守り活動が多い登校時の2倍以上を占めています。
板橋区から考える、子どもの安全を確保するための親の役割
この「魔の7歳」の課題に対し、私たちの板橋区では地域や学校と連携した対策を進めています。
学校近くに国道が通りトラックなどの交通量が多い板橋区立舟渡小学校では、通学の安全対策として、この春に入学した約70人の1年生に反射材のついた蛍光黄色のベストを配布する取り組みを行っています。
1年生は通常、黄色のランドセルカバーを着用していますが、これは後ろからしか見えません。しかし、このベストは前後関係なく目立つため、ドライバーに気づかれやすく、安全性を高めることができます。
この具体的な取り組みは、私たち区民の皆様の役割を考えるヒントを与えてくれますね。
1. 自分の安全は自分で守る力を育てる
交通安全の専門家は、子どもたちに「ここは危険だよ」と教えるだけでなく、「なぜ危険なのか」を理由とともに説明し、自分で考えてもらうことが重要だと指摘しています。
☆例えば、「止まれ」の標識がある場所では、交差する道路の車は止まらないことが多いから、必ず止まって確認しないと危ない、と理由を説明する。
☆また、横断歩道では車が止まらなければなりませんが、子どもたちには、自分が会釈するなどして早めに渡ってくれると、運転手も「止まってよかった」という気持ちになる、というように、車を運転する側の視点を伝えて、互いに配慮や気遣いをする姿勢を促すことも効果的です。
2. 家庭のルールを時代に合わせてアップデートする
小学校からは、幼稚園や保育園とは異なり、自分のことは自分でやるという義務教育の基本的なルールが始まります。保護者が子どもを過度にフォローするのではなく、安全を含めて子どもが自ら学ぶ機会を増やし、自立に向けた練習期間だと捉えて見守ることが大切となります。家庭でのルールづくりも重要と言われています。
例えば、どこに行って何時に帰るといった約束をすることも事故防止につながります。また、留守番中のインターホンが鳴っても出ないといった不審者対策とも合わせて行ってみたいです。
そして、私たち大人や保護者が子どもの頃に教えられた安全が、今の時代そのまま通用しないことが多くあります。例えば、静かな電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)。こうした乗り物の接近に気づきにくくなっていること、そして、通学路に電動キックボードなどの新しい乗り物が登場していることにも注意が必要です。少し前に都心の恵比寿に足を運んだ時に見た電動キックボードの多さ。板橋の街にも今以上に増えていくのでしょう。
家庭のルールを時代に合わせて再確認していきたいと思っています。
安全は思いやりという共通言語でつくろう
子どもたちには、運転手側の視点を教えることで、会釈をして早めに横断するような気遣いの心を育てることができます。また同様に、私たち大人は、急いでいる時でも、高齢者が横断歩道で立ち止まっているのを見たら車を一時停止すること、そして、子どもが通る道ではEVやHVの音が静かであることを意識してより慎重に運転することが必要だと思います。
区としても、通学路の危険箇所の見直しや、飛び出しを防ぐ小型端末の技術などのような最新技術も取り入れながら、安全対策を推進し、子どもたちが自立して安全に行動できる環境をつくっていきたいと思います。
~参考にした記事や資料~
・歩行中の死傷者、7歳が最多 登下校始まる小1注意(2025/3/27・日本経済新聞)
・新1年生、通学路「危険箇所考えて」 自ら安全学ぶ機会(2024/3/19・日本経済新聞)
・7歳の事故、通学慣れる 5~6 月多く 安全ベストで対策も(2024/5/20・日本経済新聞)
・令和7年TOKYO交通安全キャンペーン(リーフレット)
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〜小さなことの積み重ねが必ず大きな成果に繋がる
板橋区議会議員 田中やすのり
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板橋区議会議員田中やすのり_記事:【板橋区】「魔の7歳」の事故が最多に。交通安全キャンペーンで事故を防ごう20251201
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