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【板橋区】エコポリスセンターを進化させる、もっと身近に、もっと新しく
2025年11月25日
本日11/25に、板橋区議団・自民党で板橋区立エコポリスセンターを視察しました。平成7年度の開設以来、環境学習の拠点として親しまれてきましたエコポリスセンター。本日はこれからのエコポリスセンターについて考えてみたいです。
これまでの歩みと、変化が求められる背景
エコポリスセンターは、開設から27年間、時代に合わせてその役割を柔軟に変えてきました。
開設当初の「啓発期」では、展示やイベントを通じて区民の皆さまに環境問題を「知ってもらう、気づいてもらう」ことに重点を置いていました。その後の「実践期」では、民間事業者や企業・大学と連携しながら、具体的な環境保全活動を推進してきました。
しかし近年、地球温暖化による自然災害の深刻化、新型コロナウイルスによる生活様式の変化など、社会を取り巻く状況は大きく変わりました。こうした変化に対応するため、センターは現在、「発展期」へと移行し、より時代に即した環境学習を体験できる施設へと進化していくことが求められています。
これらは、令和5年2月に板橋区議会の区民環境委員会に示された「エコポリスセンターの今後のあり方について(結論)」にも詳しく記されています。
区民の関心と見えてきた課題
今後のセンターのあり方を考える上で、区民の皆さまの声は欠かせません。
令和3年12月分~令和4年11月分の1年間の環境講座参加者アンケートでは、今後開催してほしい講座テーマとして「ごみ・リサイクル」(28%)が最も多く、次いで「自然・いきもの」(22%)が続きました。日常生活に身近で、イメージしやすいテーマへの関心が高いことが分かります。
一方で、区が積極的に進めている「スマートシティ」や「ゼロカーボンシティ」といった重要施策については、より分かりやすい普及・啓発が必要という課題も見えてきました。
ここで、少し補足説明させてください。
☆「スマートシティ」とは、最新のデジタル技術を活用して暮らしを便利にし、街の課題を解決していくまちづくりのこと。
☆「ゼロカーボンシティ」とは、地球温暖化対策として二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする目標を掲げるまちのことです。
また、センターで活動されている登録団体の皆さまからは、「幅広い年代のボランティア育成」や「指導者養成」といった人材育成のご要望が強く寄せられています。団体の高齢化が進んでいる現状があり、若年層が継続して活動できる仕組みづくりが急務となっています。
さらに、施設運営の面では、多くの部屋の稼働率が50%未満という状況や、施設の老朽化への対応も課題として挙がっています。
本日の視察では、令和6年度の稼働実績をお知らせいただきましたので、報告いたいます。また、施設については老朽化への対応ができる範囲で講じられていることを確認していきました。
これからのエコポリスセンターが進むべき視点を考える
こうした課題や区民の皆さまのニーズを踏まえ、エコポリスセンターのさらなる進化を期待しています。人とまちを育む拠点として、今後のあり方で示されてた点を踏まえて、取り組むべき視点や要望をお伝えします。これらの視点からの、取り組みの充実を促していきたい。
①時間や場所にとらわれないオンライン学習の充実は必須
仕事や子育てで忙しい20〜50代の皆さまにも参加しやすいよう、講座やイベントを「ハイブリッド型」(対面とオンラインの組み合わせ)で開催を増やしてほしい。
オンラインやデジタル技術の活用により、これまで時間や場所の制約で参加できなかった方が、気軽に環境学習に触れられるようになることを期待しています。
また、講座を後日オンラインで視聴できるようにするなど、情報発信のさらなる強化を期待します。サイエンスショーなど、とても集客力もあり、魅力的なコンテンツを提供しています。出演者の都合もあることはよく分かるのですが、後日、視聴することができればとても嬉しいものがたくさんあります。
また、センターにはWi-Fi設備が整備されておりました。ただ、視聴覚ホールの設備の充実はまだ行えるように感じました。より充実したライブ配信に必要な機材を整備し、デジタル化に対応には前のめりで進めてほしい。
②区が進める大きな視点からのまちづくりを身近に感じられる発信拠点となる
スマートシティやゼロカーボンシティの実現に向けた普及・啓発の発信源として、区の施策を自分事として感じていただけるよう、引き続き分かりやすい情報提供を進めてほしい。
子ども学習向けコンテンツを豊富に有する指定管理者の力を引き出せば、まだまだ情報発信の改善や魅力アップの伸びしろがあるはずです。
区民の関心が高かったごみ・リサイクルや自然・いきものを入り口にしながら、少し難しく感じるかもしれない、スマートシティなどの未来のまちづくりに繋がる知識を、身近に得られる場所となるよう、センターの機能強化を後押ししていきたいと考えています。いい箱は持っているのだから、あとはコンテンツ次第で魅力は高まる。
なお、活動範囲も前野地区に限定せず、高島平地区や再開発が進むエリアも視野に入れ、広い展開を期待します。
③若者や企業との連携で新しい担い手の育成を
登録団体の高齢化に対応するため、大学と連携して若者が長期的に活動できる仕組みを構築したり、企業との公民連携で新しい企画を検討したりと、幅広い世代の新たな担い手の育成に注力しなくてはなりません。
特に、子どもたちを対象とした環境教育の充実に力を入れてほしい。来館者はどうしても近隣の子ども達の比率が多くなることは仕方がないと思います。近隣の学校とのタッグを基本としながらも、アウトリーチの機会を増やしてほしい。
環境工作室を視察、新たな取り組みの検討がなされている
私は子どもが関心を持ちそうなエコポリスセンターのイベントに参加をするようにしています。
ぜひ皆さんも、ご家族やご友人と一緒に参加してみてください。未来に向けた、住みやすい板橋区を、一緒につくっていきたいと思います。
日光杉の間伐材を使用した机や椅子
施設のシンボル的なコロコロエコボール。水の循環をイメージしています
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〜小さなことの積み重ねが必ず大きな成果に繋がる
板橋区議会議員 田中やすのり
https://www.tanaka-yasunori.jp/index.html
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【子育て中のママパパへ】
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https://www.youtube.com/watch?v=ePeN_wTQ7XI&t=20s
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板橋区議会議員田中やすのり_記事:【板橋区】エコポリスセンターを進化させる、もっと身近に、もっと新し20251125
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