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【板橋区】令和6年賀詞交歓会にて年頭の辞を述べる

2024年1月6日
 

 
昨日1/5に板橋区賀詞交歓会が開かれ、区との関連団体を始めとした多くの方が参集いたしました。
こうして新年は迎えましたが、能登半島地震の甚大な被害が心配です。板橋区は石川県金沢市と友好都市協定を締結しており、震災の被害や動向に目が離せません。毎日増え続ける死亡者の数字に心が痛みます。
板橋区としても既に昨日に支援を金沢市に搬入したとのことです。迅速な対応とありがたく存じますが、今後は被災自治体の行政を支える専門的な人的支援などが求められています。引き続きの支援をお願いしたい。
【板橋区】石川県への支援物資を金沢市に搬入
さて昨日の賀詞交歓会では、板橋区議会議長として年頭の辞を述べさせてもらう機会をいただきました。最後にお伝えをした年頭の辞を記します。
 

令和6年賀詞交歓会 年頭の辞
 
ご参会の皆様、
年頭にあたり、板橋区議会を代表し、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
本日ご参会の皆様をはじめ、区民の皆様には、平素より板橋区政の伸長発展のために、多大なるご支援、ご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 
皆様ご承知のとおり、元日の夕方、能登半島地震が発生し、多くの方々が被害に遭われております。お亡くなりになられた方、また、ご遺族に対し、深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様、関係者の皆様には、心よりお見舞いを申し上げ、一日も早い復興を祈念いたします。
 
近年は、地震だけでなく、気候変動による台風や集中豪雨などの激甚な自然災害が多発しております。区議会では、災害が発生した際の議会の役割を定めた「板橋区議会災害対応ガイドライン」を策定しております。災害が発生した時においても、区議会としての務めを果たし、より安心安全なまちを目指して、区と連携しながら、今後とも取り組んでまいります。
 
区議会は、昨年4月の選挙により、5月から新たな体制でスタートいたしました。本年も、46人の議員一人ひとりが、区民の代表者であることを自覚し、資質を高め、説明責任を果たすとともに、区民の皆様の意思をより区政に反映し、区民ニーズに的確に応えてまいります。
 
区議会が新体制でスタートしたのと同じ時期の58日には、新型コロナウイルス感染対策の規制が緩和され、新たな局面を迎えました。私たちの生活も通常に戻りつつあり、経済活動においては、人の流れが活発になり、個人消費とインバウンド需要の高まりなど、回復傾向が見られるようになりました。
板橋区においても、昨年は「いたばし花火大会」が四年ぶりに開催され、また、「区民まつり」と「農業まつり」においては、迫力あるお神輿が復活されるなど、いずれの行事も、人々の笑顔と元気が戻ってきていることを実感した出来事でございました。
 
一方、世界情勢においては、イスラエル軍とイスラム組織ハマスによる戦闘は、多くの民間人犠牲者を出し、いまだ終息のきざしが見えないほか、ロシアによるウクライナ侵攻も、終結する気配のないまま新年を迎えました。こうした世界の混乱が、食料やエネルギー価格を中心に、物価の高騰につながり、私たちの生活に多大な影響を及ぼしております。
こうした中、昨年、区議会では、区から提出されました、いたばし生活支援臨時給付金の支給や学校給食費の無償化など、緊急対策を講じるための補正予算に関して、積極的な審議などを通じて、区民の皆様の想いを区へ届けてまいりました。今後も、常に区民の皆様一人ひとりの生活に寄り添い、皆様の負託に応えることができますよう、全力で取り組んでまいります。
 
さて、今年の干支は、十二支では「辰年」、十干では「甲の年」にあたります。「甲辰(きのえたつ)の年」というのは、草木が盛んに成長し、固い殻を破り芽を出すことになる状態を表すことから、大きく物事が動き出す年と言われております。ご参考までに申し上げますと、前回の「甲辰の年」は60年前の昭和39年で、東海道新幹線の開業、東京オリンピックの開催など、戦後の日本経済の成長を表す象徴的な年でありました。
 
板橋区では、今年、実施計画である「いたばし№1実現プラン2025」の改訂が予定されております。活力が旺盛になり、成長して大きく物事が動き出す年と言われる「甲辰の年」に相応しい年になると確信するところでございます。
 
区議会といたしましても、区民福祉の向上や持続可能な地域社会の発展を促進し、また、社会環境の急速な変化に対応した各種事業が展開されますよう、今後も区政を後押ししてまいりたいと考えております。
そして、板橋区議会基本条例で謳っている、区民の幸せと繁栄の実現に向けて、区議会一丸となって、さらなる努力と研鑽を重ねてまいります。
 
結びになりますが、令和6年が素晴らしい年となり、区民の皆様が笑顔で過ごせる一年になることを期待いたしますとともに、本日ご参会の皆様のご健勝、ご多幸を心より祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
 
令和615
板橋区議会議長 田中やすのり

 
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〜小さなことの積み重ねが必ず大きな成果に繋がる
板橋区議会議員 田中やすのり
https://www.tanaka-yasunori.jp/index.html
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板橋区議会議員田中やすのり_記事:【板橋区】令和6年賀詞交歓会にて年頭の辞を述べる20240106

 田中やすのりについて

About 
【田中やすのりプロフィール】赤塚二中、成増小、成増すみれ幼稚園を経て、早稲田大学商学部を卒業。大手広告会社勤務を経て、2007年に初当選し、連続4期当選を果たし……

【何故、区議会議員に?】広告会社の業務を通じて、世の中のためになる公共的な広告コミュニケーションへの欲求を抱くようになった。より直接的に世の中を変えることができる政治……

【板橋区の未来を語る!】板橋が抱える三つの緊急課題とは?急増している児童虐待、行方不明のままとなっている認知症高齢者、ゼロにはまだ遠い待機児童の3つが喫緊の課題……(2019.3執筆)

【板橋わくわくマップ2023を作成】赤塚や成増地域を中心に、これをしたい、あれをしたいといった政策を散りばめました。板橋を、そしてそれぞれの地域をわくわくするものにしていきたい……

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