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【板橋区赤塚史跡】景観まちづくりのまち歩きで「赤塚乳房大神」を愉しむ

赤塚氷川神社近くの「赤塚乳房大神」(欅の大木)
赤塚4・5丁目地区では、地域に目を向けて、地域の方と景観について考えていこうと、「フムフムあかつかproject」が始まっています。
この取り組みとして、10/29に「まち歩き」が行われました。
①赤塚地区の保存樹木などの緑を巡りながら緑の持つ効果を考えるコースと②赤塚の特徴的なスリバチ地形を巡り地形と暮らしの関係について考えるコースが用意され、それぞれのまち歩きを楽しみました。
私はみどりコースに参加。
講師の方の緑への愛に満ちた解説を聞きながら、普段は気にせずにやり過ごしていた緑と向き合うきっかけをもらいましたね。まち歩きの途中には樹齢1,750年と言われる欅である「赤塚乳房大神」を改めて訪問。もっと大切に、そして崇めないといけないと強く感じました。
赤塚氷川神社近くの「赤塚乳房大神」の欅の大木については、下記に板橋区教育委員会が発行しているまち博ガイドブックに紹介がされています。紹介の記述を転載いたしますね。ご興味がある方はご覧ください。
参道入口の左側にある榎の老木の根本に立てられています。この木にある洞の中のこぶから出る樹液が、乳房の病に霊験があるとして多くの女性の信仰を集めていました。これを見て地主の山崎氏が明治期の落語の名人・三遊亭円朝作の「怪談乳房榎」の話を聞いて立てた碑です。しかし、円朝の話のモデルは諏訪神社参道入口の「こぶ欅」に当てられるのが通説です。
ここに出てくる「怪談乳房榎(ちぶさえのき)」は、歌舞伎の演目としてもおなじみの落語。
幕末・明治に活躍した落語家初代三遊亭円朝が創作した怪談ばなし。この落語の舞台の一つとなっているのが、板橋区赤塚の松月院や赤塚氷川神社近くの赤塚乳房大神です。
諏訪神社参道入口のこぶ欅か、赤塚乳房大神の欅の洞の中のこぶかのどちらが本当のモデルであるかは分かりませんが、当時の姿を残しており、歴史を感じることができます。
そして、怪談乳房榎の話の内容についても折角なので、お伝えします。
絵師である菱川重信は、弟子の磯貝浪江に殺されました。その時、菱川重信の赤ん坊であった真与太郎は、使用人の正介に連れられて赤塚に逃れました。松月院境内には乳房の形をしたこぶのあるエノキがあり、こぶからしたたるしずくを乳代わりに成長した真与太郎が、見事にあだ討ちを遂げるストーリーです。
先ほども触れましたが、モデルになったとされる木は何本かあるそうで、松月院近くにある赤塚氷川神社近くのこぶけやきもそのうちの一つと言われています。
赤塚地域には、こぶを乳房に見立てて乳の出が良くなることを祈願する民間信仰があったことから、「乳ノ木様」とも呼ばれています。そのため、ちちのきという読み方が変化して、赤塚乳房大神の木は榎(えのき)と思われるようになったそうです。街歩きのガイドさんから聞きました。
ただし、実際の木は、榎ではなく、欅とのことです。
赤塚の街を緑や景色を愉しみながら歩いてみると、とても魅力的な地域資源があるなと感じました。起伏のあるすり鉢状の地形となっている箇所が沢山あり、そのすり鉢状の高台部分から見下ろすととても開放的な景色が広がります。空はとても広く感じられ、先に見える緑がとても映えていました。
今回気が付いた地域資源を大切に、景観まちづくりを進めていきたい。

赤塚景観まち歩き後のワークショップ
さて最後に、今後の予定についてお知らせいたします。
〇11/17頃~26頃:地域を巡るスタンプラリー
〇12月上旬夕方~:「地区を深める」(勉強会)
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板橋区議会議員田中やすのり_記事:【板橋区赤塚史跡】景観まちづくりのまち歩きで「赤塚乳房大神」を愉しむ20231102
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