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【子どもの安全】絶対に防ぎたい“子どもの窒息事故”

板橋区議会議員の田中やすのりです。
先日、食事中に子どもが食事中に急にむせ込み、ひやっとすることがありました。
小さな子どもはのどが狭く、口に入れた物ですぐにのどを詰まらせてしまうのですね。
まだ飲み込んだり、吐き出したりする力も弱いこともあり、窒息を起こすことがありますので、十分に気を付けたいですね。
また、子どもには「何でも口に入れる」という行動の特性があります。誤飲の恐れもあり、常に気を付けていないといけませんね。
子どもの窒息事故について、少し調べてみたので情報提供をしたいと思います。子育て中の方はご参考に。
子どもの口って、思ったよりも大きい
小さな子供の口の大きさの直径は約3.9cmと言われています。
この3.9cmよりも小さく、子供の口の中に入ってしまうものは何でも窒息の恐れがああります。
食べ物では、「飴玉、こんにゃくゼリー、ぶどう一粒、白玉風の団子、丸のままのミニトマト」などが、窒息の原因となった事例が報告をされています。
これらの喉に詰まりやすく窒息の原因となる食品を食べさせる際には、小さくするなど大きさに十分な注意を払う必要があります。
また、ピーナッツなどの硬い豆・ナッツ類も注意が必要です。
子どもは気道も狭く豆やナッツ類を食べたときに、誤って気道に入ってしまうと、気管支炎や肺炎を起こしたり、窒息したりする恐れもあります。
奥歯が生えそろっておらず、まだかみ砕く力も弱く、飲み込む力も十分ではないため、3歳頃までは豆やナッツ類を食べさせないようにしましょうと消費者庁からも推奨されています。
実際の事例をご紹介
医療機関、特定教育・保育施設等に寄せられた、食品による窒息事故情報です。
下記のサイト「食品による子供の窒息事故に御注意ください!」(消費者庁)から、事例を引用しております。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170315kouhyou_1.pdf
■事例1(菓子類-飴)
保育所で2cm 大の飴玉を食べた後、嗚咽と息苦しさがあり、保育士が背中を叩く などしたが飴玉は出てこず、救急搬送した。
(医療機関ネットワーク、受診年月:平成 27 年 12 月、4歳、軽症)
■事例2(菓子類-飴を除く。)
保護者が子供を見ているときに、子供がマッサージ機の背もたれに腰掛けていて そこから転落し、硬いせんべいを喉に詰まらせて呼吸困難になった。
(医療機関ネットワーク、受診年月:平成 25 年5月、2歳、要入院)
■事例3(豆・ナッツ類)
ピーナッツを食べた直後にむせて、強くせき込み始め、せき込みが継続し、顔面蒼 白になってきたため、救急車を要請した。主気管支に異物を認め、緊急で気管支鏡 の検査を施行した。
(医療機関ネットワーク、受診年月:平成 23 年1月、3歳、重症)
■事例4(パン類)
子供が保育園でおやつのホットドッグ(パン、ゆでキャベツ、ソーセージ)を誤え んし、急にせき込み、息苦しくなった。背中を叩くなどしたが、呼吸がぜーぜーし てきたので、近くの病院を受診した。
(医療機関ネットワーク、受診年月:平成 24 年5月、1歳、要入院)
■事例5(一口の量が多かった事例)
グミ(1cm×1cm×1.5cm)を 10 個ほど一気に食べて喉に詰まらせて意識が 混濁し、顔面蒼白になってきたため、救急車を要請した。
(医療機関ネットワーク、受診年月:平成 27 年3月、3歳、中等症)
■事例6(遊びながら食べていた事例)
父親が食べていたアーモンドを8等分くらいに砕いて小さくし、子供に食べさせ ていた。2人の兄と遊びながら食べていたら突然むせ込み、一部は吐き出した。そ の後からせき込み、喋る時にヒューヒューと音がした。左主気管支に異物が詰まっ た疑いがあり、気管支鏡で検査した結果、異物が確認され摘出した。
(医療機関ネットワーク、受診年月:平成 27 年7月、1歳、要入院)
事例を参考に、子どもの食品による窒息事故を絶対に防止したいですね。
食品は食べやすいように小さく切る。よく噛むようにする。こうしたことを常に意識して、十分に注意を払っていきたいと思います。
おもちゃの誤飲にも要注意
消費者庁には、食べ物だけでなく、子どもがおもちゃを誤飲した事故の情報が多く寄せられております。
直径や対角線長が0.6cm~2cmの大きさのおもちゃでも、子どもが口に入れると窒息のおそれがあると注意喚起がなされています。
特に、おはじき、ビー玉、スーパーボールや木製のおもちゃ、その他にもおもちゃの部品などに注意が必要ですね。
おもちゃの誤飲についても、下記のサイト「食おもちゃなど小さなものを誤飲する事故に注意!」(消費者庁)にて、事例の紹介がありますので、一部を引用いたいますね。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20210225/
■「遊んでいた際、飴玉と間違えてビー玉を誤飲。その後、泣き出し顔色が悪くなったため病院受診。レントゲンにて胃内にビー玉が確認され、自然排出を待つこととなった。」(5歳)
■「ガラス製のおはじきを口に入れて遊んでいたときにくすぐられて誤飲し、病院受診。経過観察となった。」(6歳)
■「おもちゃに付属していた磁石を誤飲し、病院受診。レントゲンにて小腸に磁石が1個確認された。」((4歳)
子どもが小さいおもちゃや部品などを口に入れないように、保護者が注意を徹底することは当然ですが、子どもの手の届かないところに置いたり保管するように心がけて予防もしっかりとしたいですね。
もしも誤飲してしまったり、喉に物が詰まった時の対処方法は?
東京消防庁の下記のHPには、背中を叩いたり胸を圧迫するなどして、とにかく吐き出させますとあります。
STOP!子どもの「窒息・誤飲」(東京消防庁)
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/stop/stop02.html
その方法として、背部叩打法と胸部突き上げ法が紹介されています。
私自身も消防団の訓練でこの方法のやり方を教わったことがありますが、その時には、まずは背部叩打法を行い、それでも吐き出さない場合は、胸部突き上げ法を行ってくださいと説明を受けています。
<参考サイト>
食品による子供の窒息事故に御注意ください!(消費者庁)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170315kouhyou_1.pdf
豆やナッツ等 3歳頃までは食べさせない(消費者庁)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20180131/
小さいおもちゃの誤嚥ごえん・窒息事故に注意!(消費者庁)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_171120_0001.pdf
おもちゃなど小さなものを誤飲する事故に注意!
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20210225/
「えっ?そんな小さいもので?」子供の窒息事故を防ぐ!(政府広報オンライン)
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201809/2.html
子どもを事故から守る!事故防止ポータル(消費者庁)http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/
STOP!子どもの「窒息・誤飲」(東京消防庁)
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/stop/stop02.html
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板橋区議会議員 田中やすのり
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板橋区議会議員田中やすのり_記事:【子どもの安全】絶対に防ぎたい“子どもの窒息事故”20230308
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