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【板橋区】東京都の「第2子の保育料無償化」でどうなるの?松田やすまさ都議に聞いてみよう!

2023年1月25日
 
 
板橋区議会議員の田中やすのりです。
 
東京都の年頭早々の子ども月に 5,000円の給付案の発表に続き、 1/12には 02歳の第 2子の保育料を完全無償化する方針が出されました。
今回の発表では、「東京から少子化を止める。この決意のもと、大胆な施策を実行していく」と決意が示され、所得制限が設けられないことも明らかになりました。 02歳の第 2子では本当に完全な無償化となるようですね。
 
ただ、今までも都としては独自の支援策を講じて、保育料を半額にすることなども行ってきましたので、今回の支援策でどこがどう具体的には変わるのか、対象となる保育施設はどこまでなのかなど、松田やすまさ都議に対談形式で聞いてみました。
 
Q(田中やすのり 板橋区議会議員):
「第2子の保育料無償化」で世帯の所得に関係なく、第1子の年齢にも関係なく、完全に無償化になると聞いている。ただ、今までも東京都は国に先行する形で、都独自の補助制度を行ってきてくれていたので、今回の「第2子の保育料無償化」によって、具体的にはどこがどのように補助による支援が追加されるのかを教えてほしい。
今までは、第1子が小学生以上の場合と、第1子が就学前の場合で、国と都の補助制度はそれぞれ違いもあったと思う。そこで、第1子が小学生以上の場合と、第1子が就学前の場合に分けて、具体的にはどうなっていくのかについてお知らせください。
 

 

 
A(松田やすまさ 東京都議会議員):
現在は子供が複数いる場合、 2人目は 3~5歳が無償化、 0~2歳は半額でした。
来年度からは 2人目以降は年齢を問わず無償化になります。
 
Q(田中やすのり 板橋区議会議員):
今回の対象には、私立・公立保育所、児童発達支援事業所等とあります。都の認証保育所、 0-2歳児の小規模保育施設、ベビーホテル、家庭的保育などの保育サービスは対象になるのでしょうか。
 
A(松田やすまさ 東京都議会議員):
対象となります。
 
Q(田中やすのり 板橋区議会議員):
第1子が保育園ではなく、幼稚園に通っているケースでも、第2子が保育園に通っていれば、その対象と考えてよいのでしょうか。
そうだとすると、今回の補助制度によって、第1子は幼稚園に通わせているけれども、第2子は保育しようとする世帯が増えるかもしれませんね。どうでしょうか。
 
A(松田やすまさ 東京都議会議員):
対象となります。おっしゃる通り、幼稚園ではなく、 0歳から無償化の保育園に通わせる親が増える可能性が高いと思います。
 
Q(田中やすのり 板橋区議会議員):
この取り組みも少子化対策として、国による異次元の少子化対策アピールを打ち消すほどの強いインパクトがあったと感じる。なぜ今、行うのか。経緯や背景、真の目的などを知りたい。
 
A(松田やすまさ 東京都議会議員):
小池知事が 14日の都職員に向けた年頭あいさつで、子供 18歳まで月 5,000円給付を打ち出した時、都議会には事前に何の連絡もなかったため、ある会派からクレームがあったようです。
それを受けて、 112日に今回の第 2子以降保育料無償化を打ち出したのだと思います。
ちなみにこれを要望していたのは、主要 5会派の中では、都民ファースト、公明党、共産党でした。
 
Q(田中やすのり 板橋区議会議員):
今回の都の拡充策をもってしても、0~2歳児の第一子については、保育料無償化とはならない。0~2歳児の第1子の保育料軽減策ではなく、第2子を優先した理由や考え方はありますか。取り残された0~2歳児の第一子をもつ保護者は、不公平感を抱く人もいるのではないか。
 
A(松田やすまさ 東京都議会議員):
確かに不公平感はあります。
ただ、今回は少子化対策として打ち出したので、第 2子以降を手厚くしたものだと考えます。ただ、人口増につなげるには、 3子以上が必要なため、さらに多子に対して手厚くする方策の方がよかったのではないかという議論もあると思います。
 
Q(田中やすのり 板橋区議会議員):
コロナ禍で東京から地方への人の流れを止める効果もあるのではないかと好意的な意見も耳にしているところですが、最後に、ちょっと聞きにくいことを聞きますね。特徴のある教育を提供してきた幼稚園にとっては、この制度はとても大打撃となります。子どもの奪い合いで、幼稚園を窮地に追い込むことにもなる可能性がありますね。この指摘については、どうお考えになりますか。幼稚園への支援もないと、ここにも不公平感が漂ってしまうかもしれません。今後は、丁寧な説明が必要ですね。
 
A(松田やすまさ 東京都議会議員):
おっしゃる通りです。
0歳児から保育園無償化ということは、 0歳から保育園に通うことを推奨する性質の政策ですから、 3歳になった時に幼稚園を選択するのか、となった時、独自の建学の精神を持った幼稚園に通わせたいと思う親がいる一方、すでにお友達がたくさんできている状況で、無償化とは言え園服など別で料金が発生する可能性のある幼稚園に転園しようと考える親がどこまでいるかとなると、難しいところだと思います。
今後は 0歳児を家でみる保護者に対して給付金を出すなど、更なるバラマキに繋がる可能性もあると思います。
いずれにしても、これから本会議をはじめとして、予算特別委員会、厚生委員会、文教委員会など都議会で議論をしていくことになります。
 

以上が、松田都議との対談形式でのお聞きした内容となります。
 
先日に「子どもに月 5,000円」に続き、本日は「第2子の保育料無償化」について、対談記事をお伝えしました。ユーチューブでも内容についてアップする予定ですので、こちらもお待ちください。
 
 
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板橋区議会議員 田中やすのり
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板橋区議会議員田中やすのり_記事:【板橋区】東京都の「第2子の保育料無償化」でどうなるの?松田やすまさ都議に聞いてみよう!20230125

 田中やすのりについて

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【田中やすのりプロフィール】赤塚二中、成増小、成増すみれ幼稚園を経て、早稲田大学商学部を卒業。大手広告会社勤務を経て、2007年に初当選し、連続4期当選を果たし……

【何故、区議会議員に?】広告会社の業務を通じて、世の中のためになる公共的な広告コミュニケーションへの欲求を抱くようになった。より直接的に世の中を変えることができる政治……

【板橋区の未来を語る!】板橋が抱える三つの緊急課題とは?急増している児童虐待、行方不明のままとなっている認知症高齢者、ゼロにはまだ遠い待機児童の3つが喫緊の課題……(2019.3執筆)

【板橋わくわくマップ2023を作成】赤塚や成増地域を中心に、これをしたい、あれをしたいといった政策を散りばめました。板橋を、そしてそれぞれの地域をわくわくするものにしていきたい……

【生活保護不正受給撲滅プロジェクト】生活保護の不正受給・不適切受給は絶対に見逃しません。収入を隠したり、働けるのに働かない不正受給や不適切な受給を追及しています……