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【板橋区】新型コロナワクチンの3回目接種はどうなる?(健康福祉委員会報告)

2021年11月10日
 

 
板橋区議会議員の田中やすのりです。
 
11/9に健康福祉委員会が開かれ、下記の3点の所管事項について調査を行いました。主な内容について、お伝えをしたいと思います。
 
1)新型コロナワクチンの3回目接種について
新型コロナワクチンの2回目接種から8カ月以降とされていますので、板橋区内の医療従事者は令和312月以降に、高齢者は令和42月中旬以降が接種時期となっています。
使用ワクチンについては、現時点では12回目と同じワクチンの接種が原則となっており、1回目と異なるワクチンを2回目に接種すること交互接種は例外的な場合を除き認められていません。接種会場では、日ごとや会場ごとにファイザー製とモデルナ製を分けるなどの対応が求められてくると思います。
接種の対象については、国は希望する全ての方が対象と説明しており、現時点で、65歳未満への接種についての決定や明言はありません。ただし今後、65歳未満も正式に追加される可能性もあるので、区ではこうした流れも想定をして接種体制の準備にあたるとのことです。
接種券の発送については、65歳以上の区民へは、令和41月中旬から順次行っていきます。従来のように、75歳以上を一斉に、65歳以上を一斉に送るのではなく、接種履歴を確認して2回目接種日順にある程度の規模で発送していく予定です。予約の集中が避けられ、今までよりは予約の取りづらさが改善が期待できる一方で、「あの人には届いたのに、私にはまだ接種券が届かない」といった混乱が生じる可能性も否定できません。わかりやすい広報が求められますね。
 
下記の板橋区のHPにも詳細が掲載されましたのでご参考にしていください。
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kenko/kenshin/yobou/1030911/1036367.html
 
2)「板橋区地域保健福祉計画 地域でつながるいたばし保健福祉プラン2025」実施計画2025(素案)について
地域保健福祉計画は、平成304月の社会福祉法改正によって、地域福祉計画の策定が努力義務となり、「地域における高齢者の福祉、障害者の福祉、児童の福祉その他の福祉の各分野における共通的な事項」を記載する、いわゆる「上位計画」としての位置付けがなされました。また、その中で、「包括的な支援体制の整備に係る事業に関する事項」を計画に盛り込むべき事項として追加され、地域共生社会の実現に向けた地域福祉の推進が図られてきました。
こうした背景の中、現在板橋区では、2025年までの実施計画を策定しています。本日の委員会では素案が示されました。主なトピックの一つとして、「包括的な相談支援体制の構築について」が大きく明記されたことです。ダブルケアや8050問題などへの支援、貧困の連鎖といわれる生活困窮者の問題など、複雑化した地域生活の課題解決に向けて、相談者に寄り添った包括的な相談体制や参加の機会づくりなどをつくっていくことが表明されています。また、「地域福祉コーディネーター」をモデル事業として配置し、実施状況を検証した上で、配置圏域や機能拡張を検討していくとのことです。いわゆうコミュニティソーシャルワーカー(CSW)の配置にも踏み込んだ内容となっています。
 
3)区立福祉園の民営化に関する考え方について
板橋区は、検討してきた区立福祉園の民営化についての考え方を取りまとめ、区議会に正式に報告という流れとなりました。区立福祉園の利用者説明会や関係団体との意見交換、区議会での質疑や陳情審査を経ての最終的な取りまとめです。
懸念が多く指摘されてきた、「継続・安定した事業運営への対応」については、利用者が安心して利用することができる環境の確保に努めること、「民営化後の事業者への区の関与」については、モニタリングを行い、指導・助言・支援が行える仕組みを整備していくことが記されてました。また、民営化を契機に、新たなサービスの実施に取り組み、福祉園の充実をしていく方針もしっかりと表されています。今は時間延長のさらなる充実やショートステイの実施など利用者が望むサービスを、早く柔軟に行えるように後押しをしていきたいと考えています。
昨日に示された考え方では、個々の福祉園についての方針などが示されてはいません。ただ、早ければ令和8年度から福祉園が民営化される予定となりますので、それぞれの福祉園でのシミュレーションや検討内容について、議会にも早く情報を提供してもらい、引き続き議論を重ねていく必要があります。
 

板橋区議会議員田中やすのり_記事:【板橋区議会】新型コロナワクチンの3回目接種はどうなる?(健康福祉委員会報告)20211110

 田中やすのりについて

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【田中やすのりプロフィール】赤塚二中、成増小、成増すみれ幼稚園を経て、早稲田大学商学部を卒業。大手広告会社勤務を経て、2007年に初当選し、連続4期当選を果たし……

【何故、区議会議員に?】広告会社の業務を通じて、世の中のためになる公共的な広告コミュニケーションへの欲求を抱くようになった。より直接的に世の中を変えることができる政治……

【板橋区の未来を語る!】板橋が抱える三つの緊急課題とは?急増している児童虐待、行方不明のままとなっている認知症高齢者、ゼロにはまだ遠い待機児童の3つが喫緊の課題……(2019.3執筆)

【板橋わくわくマップ2023を作成】赤塚や成増地域を中心に、これをしたい、あれをしたいといった政策を散りばめました。板橋を、そしてそれぞれの地域をわくわくするものにしていきたい……

【生活保護不正受給撲滅プロジェクト】生活保護の不正受給・不適切受給は絶対に見逃しません。収入を隠したり、働けるのに働かない不正受給や不適切な受給を追及しています……