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区議団要望に応えてくれた補正予算

2021年2月19日
2021年2月25日追記

 
2/18に本会議において、令和2年度で既に8回目となる補正予算が成立しました。
緊急事態宣言の再発令を受けて、私どもの会派は新型コロナ対策について大きく3つの項目で区と協議を重ねてきました。
本日の新型コロナ対策の補正予算は、これら3つの協議要望項目に沿った内容となっており、区には早い対応に感謝を申し上げます。
それぞれに3つの項目について、協議して行った要望と本日の補正予算の概要について報告をします。
 
要望1.飲食業・商店や関連事業者への支援策について
〇当面の対策としては、苦しい状況にある飲食店の運営継続に資するため、資金的な支援策を要望する。飲食店は昨年から継続的に打撃を受けてきており、どうすれば早く資金的な支援ができるか、スピードを重視した支援が求められている。
飲食店を守ることが、他の関連業種も守ることに繋がるため、当面は飲食店への直接的な支援を重視してほしい。
〇商店街や地域の個店ごとに状況や課題は様々であると考える。昨年末に決めた商店街運営への補助金が商店街や地域の個店にきめ細かく、即効性のある支援となるように、その活用(paypayの再運用など)が促進されるように区としても積極的な関与が重要と考える。
〇新年度予算の編成にあたっては、飲食業・商店や関連業種などを含めて、区には実情を捉えたきめ細かい支援策を検討してほしい。さらに、「事業再構築補助金」や「中小企業生産性革命事業」など国の新たな施策に積極的に取り組んでいくことが望ましい。
また、感染拡大に歯止めがかかれば、支援の軸足を消費喚起策や職を失った人などへの就労支援策へと移していかなければならない。今後の国の取り組みを活用して、迅速な支援が求められる。

(要望1に対して、板橋区が応えてくれた施策と予算)
〇営業時間短縮感染拡大防止協力金給付事業(6億1,955万円)
東京都から営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金の給付決定を受けている区内飲食店等に対して、区独自の感染拡大防止協力金を給付する。
<事業の詳細>
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年から東京都による営業時間短縮要請が行われていたが、今般、2回目となる国の緊急事態宣言が発出されたことで、区内の特に中小飲食業にとっては、厳しい経営環境が続いている。
そこで、東京都が実施している「営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金」の支給を受けている事業者に、板橋区感染拡大防止協力金を追加給付することで、国や東京都の施策と連携し、感染拡大防止に協力している事業者を支援し、事業の継続や雇用の維持及び経営の安定化を図る。
〇対象及び主な給付要件
(1)東京都「営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金※」の支給決定を受けていること
※令和2年 11 月 28 日~令和2年 12 月 17 日実施分または令和2年 12 月 18 日~令和3年1月7日実施分。令和3年1月8日以降実施分について、今後交付対象とする予定。ただし、本協力金の交付は一事業者あたり1回に限る。
(2)上記(1)の決定の対象となる「営業時間短縮等を行った店舗」の所在地が区内にあること
(3)その他、申請書に記載の誓約事項に同意すること
〇給付金額
・A区分 区内事業所に勤務する従業員が5人以下の場合 一事業者につき:10 万円
・B区分 区内事業所に勤務する従業員が6人以上の場合 一事業者につき:20 万円
〇想定件数:3,200件
〇スケジュール
・HP開設日 令和3年2月24日~
・コールセンター開設日 令和3年3月1日~
・申請受付期間(郵送のみ) 令和3年3月1日(月)~令和3年5月31日(月)
・協力金の支払 令和3年3月下旬から順次支払予定
〇主な申請書類
申請書兼請求書、対象期間の東京都「営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金」支給決定通知の写
し、営業許可書の写し、振込先口座のわかる書類、従業員数がわかる書類(B 区分のみ)
〇問合せ:産業経済部産業振興課 緊急経済対策グループ TEL3579-2193


要望2.これからのワクチン接種の体制確保について
〇ワクチン接種にあたり、特別臨時給付金の際のような混乱が再び生じないように、しっかりとした準備と体制づくりに万全を期してほしい。また、区民への分かりやすい広報や電話での相談体制づくりに尽力をお願いする。
〇集団接種会場などに足を運ぶことが難しい高齢者介護施設や障がい者施設などの入所者などに対しては、施設内でのワクチン接種が円滑に行えるように体制づくりを要望する。
〇日々刻々と変わる国からの通知に、できる限り迅速に対応する必要があり、既に全庁を挙げての体制づくりが進めらているが、引き続きの対応をお願いする。

(要望2に対して、板橋区が応えてくれた施策と予算)
〇ワクチン接種事業(42億7,038万円)
新型コロナウイルスワクチンの接種に向けた体制を整備するともに、円滑な接種を実施する。


要望3.新型コロナの医療機関・従事者の支援、保健所体制について
〇引き続き、刻々と移り変わる医療現場の課題に対して、時宜を得た支援策を講じられるように、医療機関とも緊密な情報連携のもと支援策を進めてほしい。
〇区として、医療従事者への支援を実施していただきたい。そのための検討がいち早く進むように要望する。
例えば、ふるさと納税やクラウドファンディングの活用し支援の輪を広げること、区内商店街支援にも資する方策などの検討を要望する。
〇豊島病院が新型コロナの専門病院となることに伴い、板橋区保健所の業務が膨大となることが確実であり、東京都に対して増員要請を行い、人員の確保に努めていただきたい。また、公費負担となっている新型コロナの入院・通院医療費の増加も予想され、区の負担が今後さらに増していくこととなる。公費負担については、全額が国の負担となるように、強く国への働きかけを要望する。
私どもの区議団としても、区と歩調を合わせて、国に要請活動を行っていきたい。

(要望3に対して、板橋区が応えてくれた施策と予算)
〇医療体制支援事業(3,506万円)
新型コロナウイルスに感染した自宅療養患者等の症状変化、深刻化などに対応するため、夜間・休日の電話相談・救急往診体制を整備する。

 

板橋区議会議員田中やすのり_記事:区議団要望に応えてくれてた補正予算20210219

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【田中やすのりプロフィール】赤塚二中、成増小、成増すみれ幼稚園を経て、早稲田大学商学部を卒業。大手広告会社勤務を経て、2007年に初当選し、連続4期当選を果たし……



【何故、区議会議員に?】広告会社の業務を通じて、世の中のためになる公共的な広告コミュニケーションへの欲求を抱くようになった。より直接的に世の中を変えることができる政治……



【板橋区の未来を語る!】板橋が抱える三つの緊急課題とは?急増している児童虐待、行方不明のままとなっている認知症高齢者、ゼロにはまだ遠い待機児童の3つが喫緊の課題……(2019.3執筆) 



【板橋わくわくマップ2019を作成】赤塚や成増地域を中心に、これをしたい、あれをしたいといった政策を散りばめました。板橋を、そしてそれぞれの地域をわくわくするものにしていきたい……



【生活保護不正受給撲滅プロジェクト】生活保護の不正受給・不適切受給は絶対に見逃しません。収入を隠したり、働けるのに働かない不正受給や不適切な受給を追及しています……