三つの決意
Determine
田中やすのりに三つの決意を聞いた。
①命を守り、弱きを助く
地方行政の最大の使命は、住民の命を守ること。防災をはじめ、防犯・自殺・いじめ対策などの充実を図る。
②地域の力を引き出す
行政だけでは解決できない街が抱える課題や社会問題を地域の力によって改善できる仕組みを構築する。
③未来を若者たちに繋ぐ
これからの板橋の未来を築く若い世代に負の遺産を残さない財政運営を徹底し、ムダのない未来志向の制度設計を実現する。
━━━板橋区議会の壇上に上がり、早くも8年目を迎えた。
幅広く常任委員会を歴任し、監査委員も務めた経験
からは、将来の板橋の課題をどう捉え、区の未来は
どう映っているのか?
- 早いもので私が議会活動を始めてから既に8年が経ちました。この8年間、常に心がけ、これからも変わらない3つの決意をお伝えします。
- 1つ目は、「命を守り弱きを助ける」ことです。いつ起こってもおかしくないと言われている首都直下型地震への備えが急務であることは言うまでもありません。災害発生時の初動活動が円滑に実施できるために、川越街道などの「緊急輸送路・避難路沿いの耐震化」や「避難所の食糧などの備蓄品の拡充、運営体制の実効性の確保」を優先して進めなければなりません。また1人では移動・避難が困難な「要援護者」対策も充実が必要です。実際に誰が安否を確認し、避難所への誘導をどのように行なうか?等の個別援護計画の策定が求められます。
- 2つ目は「地域の力を引き出す」こと。地域が一丸となり運営を支えていく「コミュニティ・スクール」、元気なシニアを介護サポートへと誘導する「介護ボランティアポイント制度」等の実現を求めていきます。地域でつくる防犯・防災安全マップ事業も拡充していきます。なお、地域力を高めるために必須といえる「町会加入率の向上」や「商店街の賑わいの創出」に引き続き取り組んでいきます。
- 3つ目は「未来を若者たちに繋ぐ」こと。厳しい財政状況の中、区としては民間の力を積極的に活用し、財政効果を出しながらサービス水準を高める工夫が必要です。例えば、赤塚体育館のように民間の運営に移ってからサービス向上により、利用者が増えた上に、運営コストを抑えることに成功した事例を他にも広げていきます。また、類似事業を統合し、ムダを徹底的に省くことで、重複・縦割り行政にメスを入れていきます。