板橋区議会議員選挙って、必要?

Election 

2019年1~3月にNHKが地方議員2万人に対して調査アンケートを行い、その結果を公表しました。
 
「議会は本当に必要かと思うときがある」という問いに対して、「とてもそう思う」が7.7%、「ある程度そう思う」が17.7%となっていました。約4人に1人が地方議会の必要性に疑問を抱いているいう衝撃的な事実が示されています。
 
「なぜこの人が、という同僚議員がいる」という問いには、「とてもそう思う」が34.8%、「ある程度そう思う」が35.6%との結果となっています。約7割もの方が同僚議員の資質や能力について疑問を抱いているようですね。
 
このような調査結果を見て、私はやはり!と一部共感できる部分があることが本音です。ただし、こうした地方議員の実態や立場から脱却できるように、個人的には努力をしなければならないと考えています。なぜなら、地方議会には大変重要な役割と責任があるからです。
 
板橋区議会は、板橋区民から直接に選挙で選ばれた議員で構成される合議体であり、住民を代表し意見を届ける機関としての大きな役割を担っています。
 
板橋区議会議員は、板橋区長と同様に、区民から直接に選挙によって選ばれます。このように板橋区のように地方自治体では、執行機関の長(区長)と議決機関である議会の議員(区議会議員)をそれぞれ選ぶ「二元代表制」が採用されています。執行機関である区長と議決である議会は、対等で独立の関係に立ち、お互いに緊張関係を保ちながら自治体運営に力を合わせてあたる責任があります。そのために私たち議会は、区長や執行機関を監視し、評価をしながら、区長や執行機関が独走しないように常にチェックをしていかなければなりません。
 
また、私どもは板橋区議会議員として、区民を代表し、区民のみなさまに代わって働かなければなりません。区民からの声を議会を通じて板橋区に届け、暮らしやすい地域づくりや区民の福祉や生活の向上に努めていくことが求められています。
 
こうした議会の機能を果たすために、区政に対する一般質問、議案に対する質疑、常任委員会での審査、所管事務調査などの機会を捉えて、チェックと提言を行っています。区から提案される予算案や税金が効率的に適切に活用されているかを確認する決算についての審議も通じても行うことができます。
 
私たち区議会は、区民の要望、意見や不満に耳を傾け、執行機関側と熟議を重ねて、行政の課題をぶり出し、未来を切り拓いていく大きな役割を担っているのです。
こうした役割を果たすことが使命とも言える板橋区議会議員を選ぶ選挙は、とても重要な意味を持っているではないでしょうか。私はそう考えます。