討論-板橋区議会議員 田中やすのり(板橋選挙区)

| トップページ | 議会活動 | 討論20081020 |

更新日 2011-05-25 | 作成日2006年

田中やすのり板橋区議会議員公式ホームページへようこそ

討論:2008年10月20日

2008年10月20日討論.JPGただいまから、民主党・市民クラブを代表して、陳情第109号「学校・保育園の用務を委託せず、区職員による業務継続を求める陳情」に対する委員会決定「不採択」に反対の立場から、討論を行います。
区は、過去の厳しい財政状況の中、経営刷新計画を策定し、職員数の削減を掲げ、これまで民間委託や民営化を断行してきたことで、財政状況が様々な指標から好転してきたことについては、我々は概ね、評価をしております。
しかし、世界的な不況の中、今後の税収確保についてはたいへん不透明であることは否めない状況でありまして、今後とも、行政サービスの低下を招かない範囲の中での民間活用には我々は肯定的な立場をとっております。
さて、今回の陳情にある学校・保育園の用務職員の業務は、施設維持や環境整備などの業務の他に、学校教職員や保育士だけではできない、安全対策といった分野も担い、地域の皆さん方とも連携して、常に子ども達の目線から学校・保育園の運営を支える大切な役割を持っています。また、それぞれの学校や保育園が抱える地域課題にも長年培ってきた経験を生かして、教職員や保育士とともに解決に向かって取り組んできた経緯があります。
確かに、管理職に対立して、十分な職務遂行をしない職員が一部いるという批判もうかがい知るところではありますが、それは保育サービス課、教育委員会の毅然とした態度、徹底した指導に委ねるとして、この用務職を民間委託するということになれば、保育園・学校の運営にとって重大な支障をきたすのではないでしょうか。それぞれに配置されている1名ないしは2名の用務職員が、ただ時間内に配置されていればよい、マニュアル通りに働けばよいという視点で民間委託されれば、毎日まではおおげさかも知れませんが、始終、人材が入れ替わり、学校・保育園の課題や子ども達の安全、地域との関わりなどという点に意識が希薄になり与えられた業務さえしていればよしということになりかねません。
1名・2名という配置の職場であるからこそ、学校給食調理の民間委託や図書館運営の指定管理者の導入などとは一線を画した業務であり、民間委託にはなじまないと言わざるを得ません。
技能労務職である用務職員の民間委託化は国の方針であるという錦の御旗を立てて、学校・保育園という子ども達の成長に大きく左右する職場で、このような民間委託に踏み切っていいものであるかをぜひ、板橋区には、立ち止まって改めて考えていただくことを願い、陳情第109号に対する委員会決定「不採択」に改めて反対をし、討論を終わります。